被災地支援の「SL銀河」 最後のシーズンの運行始まる 岩手

東日本大震災の被災地を元気づけようと岩手県のJR釜石線で運行され、今シーズンで引退する「SL銀河」の運行が25日から始まりました。

「SL銀河」は東日本大震災の被災地を元気づけようと、2014年からJR釜石線の花巻と釜石の間で運行されてきましたが、客車の老朽化でことし6月の運転を最後に引退が決まっています。

最後のシーズンの運行が25日から始まるのを前に花巻駅で出発式が行われました。

式では「SL銀河」が地元の郷土芸能「鹿踊」の出迎えを受けてホームに入りました。

そして、列車の扉が開くと、およそ180人の乗客が次々と乗り込みました。

乗車した盛岡市の7歳の男の子は「ラストシーズンなので寂しいです。きょうはいっぱい応援したいです」と話していました。

「SL銀河」は午前10時半すぎ、目的地の釜石駅に向けて出発しました。

「SL銀河」の今シーズンの運行は毎週土曜日と日曜日に行われ、定期運行では6月4日が最後になります。

その後、団体向けの臨時列車として運行される6月11日をもって引退するということです。