性的マイノリティー当事者ら G7サミットへ新グループ立ち上げ

ことし5月の「G7広島サミット」に向け、性的マイノリティーの当事者らが新たなグループを立ち上げ、今後、各国の当事者団体などと連携して政策提言を行っていくことになりました。

新たに設立されるのは、LGBTなど性的マイノリティーの当事者団体や人権団体で構成される「Pride7」という市民グループです。

5月の「G7広島サミット」に向け、当事者の人権保護に関する政策提言を行うことを目的としていて、22日の時点で、日本などG7の参加国を含む11の国の支援団体が参加する予定だということです。

今月30日には、都内でアメリカやイギリスなど国内外の支援団体や、大使館の関係者が参加する市民サミットを開催することにしています。

議論の内容を提言にまとめて、各国の首脳や政府に提出するほか、差別を禁止する法律の整備などが遅れているとして、国内の議論の加速につなげたいとしています。

会見したLGBT法連合会の神谷悠一さんは、「『Pride7』の設立で、当事者が課題を議論している姿を可視化することも意義の1つだと思う。性的指向や性自認に関する課題についても、G7の果たす役割をしっかり議論してもらいたい」と話していました。