市職員が子連れ出勤の取り組み 世話しながら仕事も 愛知 豊明

愛知県豊明市の市役所では、職員が子どもを連れて出勤できる取り組みを試験的に行っていて、20日も子どもを世話しながら仕事をする職員の姿が見られました。

豊明市役所は今月6日からの1か月間、0歳から小学3年生までの子どもを連れて出勤できる「ワークwithチャイルド」という取り組みを試験的に行っています。

これまでに7人の職員が利用していて、20日も学校教育課に勤務する女性職員が午後1時半から小学2年生の子どもを連れて出勤しました。

市は託児所などは設けず、職員自身が世話をすることを条件としていて、女性職員はふだんと同じ部屋で隣に座る子どもが宿題をする様子を見守りながら業務をこなしていました。

豊明市役所では、今回の試験的な実施を踏まえて全職員対象のアンケートを行い、本格的な導入を目指すことにしています。

子どもを連れて出勤した学校教育課の森田愛係長は「最初はおとなしくしてくれるか心配でした。子どもがお留守番をしているより、何しているのか確認しながら仕事ができるのですごくよかったです」と話していました。

豊明市子育て支援課の松村清子課長は「子連れ出勤など多様な働き方をきっかけに、子どもを地域で見守るような機運を高めていきたい」と話していました。