「八甲田・十和田ゴールドライン」開通目指し除雪進む 青森

冬の間、閉鎖されている青森県の八甲田山系を通る国道「八甲田・十和田ゴールドライン」で、4月の開通を目指して除雪作業が進められています。

青森市と十和田湖を結ぶ国道103号「八甲田・十和田ゴールドライン」は、積雪のため冬の間は青森市酸ヶ湯から十和田市谷地の間、およそ8キロの区間が閉鎖されています。

道路を管理する県は、先月下旬からこの区間の除雪作業を進めていて、通行止めとなっている酸ヶ湯ゲートから2キロほど離れた地点では、15日に除雪車両5台・作業員10人が作業に当たり、道路の両脇にできた雪の壁を交互に削って道幅を広げていました。

県によりますと、先月下旬のこの区間の積雪は平均で4.3メートルで、雪を削りながら「雪の回廊」を作る過程で道路脇に飛ばされた雪が積み上がり、雪の壁は高いところで6.5メートルほどになる見通しです。

作業に当たっている作見晃一さんは「これからだんだんと幅を広げて、真っ白できれいな雪の壁を作っていきたい。訪れた方には雪の高さを見て驚いてもらいたい」と話していました。

除雪作業は今月末まで続けられ、来月1日から車が通行できるようになります。