トルコ大地震 被害を受けた南部の一部地域で学校が再開

先月の大地震で大きな被害を受けたトルコ南部の一部の地域では、校舎の安全が確認されたことから学校が再開しました。

先月6日にトルコ南部で起きた大地震では、トルコで4万8448人が死亡し、特に被害が大きかった7県では学校の校舎が倒壊するなどしたため休校措置が取られていました。

このうち3県では13日、校舎の安全確認が終わった学校で授業が再開し、ガジアンテプにある全寮制の中学校では、子どもたちが大きなかばんを持って登校し、友人たちと抱き合って再会を喜んでいました。

この日登校したのは全校生徒の6割ほどにとどまりましたが、全校集会で校長は「不安はあると思うが学校は安全なので安心してほしい」と語りかけました。

このあと、教室に移動した生徒たちは、教師とともに地震が起きた際にどのように行動したかや地震が再び起きた場合どのようにして身を守ればいいか話し合っていました。

13歳の生徒は「友達のそばにいられることがうれしい。助け合って困難を乗り越えたい」と話していました。

担任の29歳の教師は「子どもの心のケアについてオンラインで学んだ。生徒たちをどのように支援できるか私たち教師も学んでいかなくてはいけない」と話していました。

被害が甚大だった残りの4県では今月27日に学校が再開される予定になっています。