長野の3つの「風流踊」披露 ユネスコ無形文化遺産登録記念催し

長野県佐久市や阿南町に伝わる合わせて3つの「風流踊」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを記念する催しが開かれ、それぞれの踊りが披露されました。

長野県佐久市の「跡部の踊り念仏」と、阿南町和合地区の「和合の念仏踊」、それに阿南町新野地区の「新野の盆踊」は去年11月、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

26日は登録を記念する催しが阿南町で開かれ、3つの踊りの踊り手などが一堂に会しました。

はじめに佐久市の「跡部の踊り念仏」が披露され、踊り手が、太鼓を囲むように輪になって歩きながら念仏を唱えました。

続いて披露された阿南町和合地区の「和合の念仏踊」は、踊り手が体をぶつけ合うのが特徴です。

そして最後に、楽器を使わず踊り手の歌声だけでお盆の3日間、夜を徹して踊り続けることで知られる阿南町新野地区の「新野の盆踊」が披露されました。

観客は写真を撮ったり、踊りが終わるごとに大きな拍手を送ったりしていました。

訪れた70代の女性は、「それぞれの踊りに特徴があり、今まで残されてきたことがすごいなと思いました。無形文化遺産に登録されたことも誇らしいです」と話していました。