トルコ支援の募金箱設置 宮城 七ヶ浜町 “12年前の恩返しを”

トルコ南部で起きた地震の被災地を支援するため、東日本大震災の直後にトルコから支援を受けた宮城県七ヶ浜町では、役場などに募金箱が設置され、町は「当時の支援の恩返しのため、ぜひ協力してほしい」と呼びかけています。

宮城県七ヶ浜町では、12年前の震災の直後、トルコの救助隊およそ30人が町を訪れ、2週間余りにわたってテントで寝泊まりしながら捜索活動などにあたりました。

今回のトルコでの地震を受けて七ヶ浜町は、7日から役場の入り口など町内3か所に募金箱を設置していて、9日も多くの住民が訪れて募金に協力していました。

募金に協力した20代の女性は「震災のあと、当時通っていた小学校にトルコから応援の手紙が届き、うれしく感じたことを覚えています。一刻も早く、もとの生活を取り戻してほしいです」と話していました。

町によりますと、8日までの2日間で10万円以上が集まったということです。

七ヶ浜町の寺澤薫町長は「オレンジ色の服を着たトルコの救助隊の姿を今でも覚えていて、とてもありがたく感じていました。当時の支援の恩返しになればと考えているので、ぜひ募金に協力してほしい」と話していました。