北海道 紋別 この冬初めて流氷が沖合に確認 平年より12日遅く

北海道紋別市で、この冬初めて流氷が沖合に広がっているのが確認され、観光客たちが観光船で流氷の中を航行しました。

北海道のオホーツク海側にある紋別市は、独自に流氷の観測を行っていて、5日午前9時半ごろ、陸から沖合に白い帯状の流氷が確認されたとして、「流氷初日」を迎えたと発表しました。

紋別市の「流氷初日」は平年より12日、去年より16日遅く、統計が残る1956年以降、4番目に遅い記録となりました。

5日は流氷観光船も出航し、130人余りの観光客を乗せて流氷の中を航行しました。

流氷は大きいもので幅5メートル、厚さ10センチから20センチほどで、船は先端についたドリルで流氷を砕きながら進みます。

観光客は雄大な景色を眺めたり写真に収めたりして楽しんでいました。

観光で訪れた20代の韓国の女性は「初めて見た流氷は迫力があって本当にすごかったです」と話していました。