一連の強盗事件 これまでに1都7県で14件 30数人を逮捕 警察庁

全国各地で相次いでいる一連の強盗事件について、警察庁は、これまでに1都7県で同一のグループとみられる強盗事件が14件発生し、去年10月以降に30数人を逮捕したと明らかにしました。また、これらと関係が疑われる事件も6府県で起きていて、警察庁は27日、各地の警察本部が出席する捜査会議を開くことにしています。

警察庁によりますと、全国各地で相次いでいる一連の強盗事件のうち、東京、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、山口、広島の1都7県で同一のグループとみられる強盗事件が14件発生し、去年10月以降に30数人を逮捕したということです。

また、これらの事件のほか、窃盗などを含めて関係が疑われる事件も6府県で起きているということです。

警察庁の露木康浩長官は26日の記者会見で、今月、東京 狛江市で起きた強盗殺人事件を念頭に「被害者が亡くなられるという重大な被害に至っている。これまで多数の実行犯を検挙しているが、検挙に至ってないものもあり、首謀者を解明、摘発することが重要だ」と述べました。

そのうえで、「必要な防犯情報の発信を行うなどして国民の不安感の払拭(ふっしょく)に努めたい」として、27日に一連の事件についての捜査会議を開くことを明らかにしました。

会議には、警視庁など関係する全国の警察本部の刑事部長や組織犯罪対策部長などが出席するということです。