鹿児島 小学生が育てた「桜島大根」収穫

鹿児島市の小学生が育てていた桜島大根が収穫の時期を迎えました。児童たちは雪の残る畑から力を込めて引き抜いていました。

鹿児島市の玉江小学校では、課外活動の一環で、世界一重い大根としてギネス記録に認定されている桜島大根を5年前から校内の畑で育てています。

去年9月に種をまき、5年生と6年生が大切に育ててきて収穫の時期を迎え、25日は雪が残る畑から力を込めて引き抜いていました。

収穫したのは、畑で育てている92本のうち8本で、多くは26日の給食で「マーボー大根」の材料となり、残りは校内で展示したり今週末に予定されている「桜島大根コンテスト」に出品したりする予定だということです。

育て方を教えてきた元玉江小学校教員の中峯健一郎さんによりますと、ことしの桜島大根は去年の秋に雨が少なかったことなどから、例年より小ぶりですが、おいしく仕上がっているということです。

5年生の女の子は「重かったですが抜くときに絵本の『おおきなかぶ』のようになって楽しかったです」と話していました。

また、5年生の男の子は「育ててきた達成感があってうれしかったです」と話していました。

中峯さんは「みんな意欲的に育ててくれました。将来、自然や野菜に興味を持って活動してくれたらいいなと思います」と話していました。