「制服バンク」制服やランドセル 学用品の寄付募る 群馬 高崎

物価高などの影響で家計への負担が増す中、制服やランドセルといった学用品の寄付を募り、購入が困難な家庭などに譲る「制服バンク」という取り組みを、群馬県高崎市の団体が進めています。

「制服バンク」は、経済的に苦しい家庭に食料品を配ったり、子ども食堂を運営したりしている高崎市の団体「フードバンクM・高崎」が、5年前から行っています。

卒業生やその家族から、制服やランドセルなどの学用品の寄付を募り、家計が厳しく、新品での購入が大きな負担となる家庭などに提供しています。

現在、群馬県内にある、およそ50の中学校と高校の制服など200点と、ランドセル20個が寄せられていますが、まだ取り組みが浸透しておらず、さらなる寄付を呼びかけています。

寄付はランドセルは全国から、制服は群馬県内の学校のものに限っていて、問い合わせは団体の電話番号、0274-42-0111です。
「フードバンクM・高崎」の丸茂ひろみさんは「学用品の購入は3月に集中して10万円以上がかかり、支払いが厳しいという声をよく聞きます。生活が本当に厳しい時は、ぜひ声を上げてもらえれば」と話していました。