バングラデシュ 日本支援の都市鉄道一部開業 渋滞緩和など期待

バングラデシュで初めてとなる都市鉄道が28日、一部の区間で開業し、日本の支援を受けて整備が進められる中、交通渋滞や大気汚染の緩和につながるのか期待が寄せられています。

バングラデシュで初めてとなる都市鉄道「ダッカメトロ6号線」は、首都ダッカの中心部を南北に結ぶ20キロあまりの高架の路線で、28日、一部の区間で開業しました。

建設には複数の日本企業が参画しているほか、日本政府はJICA=国際協力機構の円借款や技術協力を通じて支援しています。

JICAによりますと、「ダッカメトロ6号線」には日本の技術を活用したICカード対応の自動改札機や女性専用の車両が導入され、3年後の2025年にすべての区間で開業する予定だということです。

バングラデシュの首都ダッカは世界的にも人口密度が高い都市とされていて、経済発展に伴って深刻化している交通渋滞や大気汚染の緩和につながるのか期待が寄せられています。