「G7広島サミット」ロゴマーク決定 日本伝統の折り紙モチーフ

政府は、来年5月に開催される「G7広島サミット」のロゴマークに、全国の応募の中から、日本伝統の折り紙をモチーフにした作品を決定しました。

決定した「G7広島サミット」のロゴマークは、長崎市のデザイナー 草野敬一さん(67)が制作したものです。

日本伝統の折り紙7色を、G7の「G」の文字の形をしたクリップで束ねたデザインで、それぞれの特色を持つ、7か国による世界平和に向けた結束や一体感をイメージしています。

ロゴマークは、ことし9月までに全国から応募のあった854作品から、政府の選考会による審査を経て5つの作品に絞り込まれ、最終選考で岸田総理大臣が草野さんの作品に決めました。

21日に総理大臣官邸で開かれた表彰式で、岸田総理大臣は「ロゴマークに込められたメッセージとともに、広島で開催されるG7サミットの意義を国内外に発信し、成功に導くべく、しっかりと取り組んでいきたい」と述べました。

そして、草野さんをはじめ、最終選考に残った5作品の制作者に表彰状が手渡され、記念撮影が行われました。

表彰式のあと、草野さんは「採用されると思っていなかったので驚いています。どんどんPRしていただき、日本やG7のイメージアップに活用していただければ光栄です」と話していました。