日本 インド ことしで外交樹立70年 互いの伝統を披露する催し

日本とインドが外交関係を樹立して、ことしで70年になるのを記念して、インドの首都 ニューデリーで、日本伝統のやぶさめとインドに伝わる馬術を互いに披露し合う催しが行われました。

この催しは、インドの日本大使館などが18日に首都ニューデリー市内で開き、会場には地元のインド人やインド在住の日本人などおよそ800人が集まりました。

はじめに日本伝統のやぶさめが披露され、鎌倉時代から続く「小笠原流」のメンバーが装束姿で馬に乗り300メートルのコースを一気に駆け抜け、的に矢を放ちました。

日本の射手たちが見事に的を射ぬくと、集まった観客から拍手がおくられていました。
これに対してインド側は、伝統的な馬術「テントペギング」を披露し、馬にまたがったインド軍の兵士たちがコース上の的をやりで突くと、大きな歓声が上がっていました。

50代のインド人女性は「やぶさめを初めて見ましたがすばらしかったです。両国の友好関係が深まったと思います」と話していました。

インドの日本大使館の鈴木浩大使は「世界のさまざまな課題に対し、来年、G7の議長国となる日本とG20の議長国インドが緊密に連携することが必要だ。今回のイベントは、来年に向けて大きな弾みとなったと思う」と話していました。