【動画】冬の風物詩 三陸鉄道の「こたつ列車」運行開始 岩手

岩手県沿岸を走る三陸鉄道で、掘りごたつであたたまりながらリアス式海岸の冬景色を楽しむ「こたつ列車」の運行が17日から始まりました。

三陸鉄道では、北リアス線の久慈駅と宮古駅の間でこの時期に走る「こたつ列車」が冬の風物詩となっていて、ことしは17日から運行が始まりました。

始発の久慈駅で乗客の手で発車ベルが押されると、20人余りを乗せた列車が出発しました。

車内には12の掘りごたつが用意され、乗客たちはうにやあわびなど三陸特産の海産物が入った弁当を食べながらリアス式海岸の冬景色を楽しんでいました。

道中では絶景スポットとして知られる野田村の橋「安家川橋梁」に列車を止めて写真撮影の時間を設けたり、地元に伝わる鬼のような「なもみ」も登場し、車内をわかせていました。

北海道から訪れた30代の男性は「全国のさまざまな電車に乗ってきましたが、このこたつ列車は三鉄ならではで大満足です」と話していました。

三陸鉄道の畑田健司久慈駅長は「特別な運行を通じて岩手沿岸の魅力を感じ取ってもらえればうれしいです」と話していました。

こたつ列車は、来年3月26日までの土日・祝日のほか、来年1月1日から3日までの3日間、運行されます。