水木しげる生誕100年 ゆかりの神社に妖怪の砂像 東京 調布

11月30日は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげるさんの命日です。
ことしは、水木さんの生誕100年に当たることから、ゆかりの東京 調布市の神社で妖怪のキャラクターを砂でかたどった像がお披露目されました。

漫画家の水木しげるさんは、2015年に93歳で亡くなるまで長年、東京 調布市で暮らしていて、市は命日の11月30日までの数週間を「ゲゲゲ忌」としてしのんでいます。

生誕100年となることしは、命日に合わせ、市内の布多天神社の境内で妖怪のキャラクターなどを砂でかたどった像がお披露目されました。

砂の像は高さ、幅ともにおよそ2メートルで、7トンの砂が使われ、鬼太郎やねずみ男など「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちが水木さんを中心に囲んでいます。

漫画の中では、この神社の裏の森に鬼太郎が住んでいる設定だということで、ファンたちが記念の写真を撮影していました。

制作したサンドアーティストの保坂俊彦さんは、「森から出てきたような楽しい妖怪の世界観を出せるように取り組みました」と話していました。
水木さんの妻の武良布枝さんは、「鬼太郎は口をゆがめていて、みんな表情があって見事です。夫の雰囲気もよく似ていて喜んでいると思います」と話していました。

砂の像は、12月20日まで神社の境内に展示されます。