人の動きをオンライン上の分身であるアバターがリアルに再現

腕や足などに取り付けた小型のセンサーで人の動きを読み取り、オンライン上の分身であるアバターの動きとして再現できる製品が開発されました。

この製品はソニーが開発したもので、直径3センチ余りの6つの小型のセンサーを頭や腕、足などに取り付けて使います。
ステップを踏んだり腕を上げたりすると、その動きをオンライン上のアバターが正確に再現し、センサーを付けた人と同じ動きをします。

インターネット上の仮想空間、メタバースでアバターを動かしたりアバターの姿で動画を配信したりするなどさまざまな場面で活用できるとしています。

メタバースをめぐっては、旧フェイスブックの「メタ」が仮想空間を体験できるゴーグルの開発を進めているほか国内でもNTTドコモがメタバース事業に総額600億円を投資することを決めるなど企業の間でサービスの開発をめぐる競争が激しくなっています。

ソニーのモーション事業推進室の相見猛室長は、「メタバースの世界が一部の人だけの世界ではなく、写真やビデオを撮るように誰でも参加することができる世界にしていきたい」と話しています。