パリ五輪・パラ マスコットは「フリージュ」

再来年に開かれるパリオリンピック・パラリンピックのマスコットが決まりました。
2種類のマスコットのモチーフはフランス革命で自由の象徴とされた帽子で、帽子の名前をとって「フリージュ」と名付けられました。

パリオリンピック・パラリンピックの組織委員会は14日、再来年開催されるパリ大会のマスコットを発表しました。

2種類のマスコットの名前は「フリージュ」で、フランス革命などで自由の象徴とされた赤い縁なしの帽子「フリジア帽」がモチーフとなっています。

2種類の「フリージュ」の色や形はほぼ同じで、2つの大会に区別をつけない組織委員会の方針を反映していますが、パラリンピックのフリージュの右足は、競技用の義足です。

「フリジア帽」は、フランスの画家・ドラクロワが描いた「民衆を導く自由の女神」で中央に描かれている女神・「マリアンヌ」がかぶっていることでも知られ「マリアンヌ」は、大会のロゴになっています。

組織委員会のエスタンゲ会長は「障害は目に見えないものも多いが、マスコットではあえて可視化することで、障害者を社会に受け入れるための強いメッセージを発信したい」と話していました。

パリオリンピックは再来年の7月26日、パリパラリンピックは8月28日に、それぞれ開幕する予定です。