「BA.5」対応ワクチン モデルナも使用承認 11月にも接種開始へ

新型コロナウイルスのオミクロン株のうち感染の主流になっている「BA.5」に対応するモデルナ製のワクチンについて、厚生労働省の専門家による部会で国内での使用を承認することが了承されました。早ければ11月にも接種が始まる見通しです。

モデルナは10月5日に「BA.5」や「BA.4」などに対応するワクチンの承認申請を行っていて、31日夜開かれた厚生労働省の専門家による部会で、18歳以上を対象に国内での使用を承認することが了承されました。

ワクチンの有効性については「BA.5」を含む変異株に対する予防効果が期待され、安全性については、海外での使用実績で特段の懸念はみられていないいうことです。

オミクロン株に対応したワクチンを巡っては、9月からファイザーとモデルナの「BA.1」対応のワクチン、10月からファイザーの「BA.5」対応ワクチンの接種が始まっていて、厚生労働省は年内に希望する人への接種を行うとしていますが、政府が31日公表した最新の状況によりますと、接種を受けた人の数は国内で595万人余りで、全体の4.7%となっています。

モデルナの「BA.5」対応ワクチンについて、厚生労働省は今後必要な手続きを進め、早ければ11月にも接種が始まる見通しです。