外国にルーツがある中学生 高校進学支援の相談会 東京 八王子

日本で暮らす外国にルーツがある中学生の高校進学を支援する相談会が、2日、東京・八王子市で開かれました。

この相談会は、NPOや高校教員の有志でつくる団体が八王子市で開き、外国にルーツがある中学生や保護者などおよそ20組が参加しました。

会場には、英語や中国語、ネパール語などの通訳もいて、はじめに参加者は高校入試の仕組みについて説明を受けました。

この中で、都立高校の外国人の特別枠は、来日して3年以内などの応募資格があることや漢字にルビがふられた試験問題や辞書の持ち込みが認められるケースもあることなどが説明されました。

このあと団体のメンバーが進学の悩みなど個別の相談に応じていました。

主催した団体によりますと、日本で暮らす外国人は増えていますが、外国にルーツがある子どもたちが日本語を学びながら試験勉強をするのは難しく、どう進学を支援していくかが大きな課題になっているということです。

3か月前にネパールから来日した女子生徒は、「頑張って勉強して日本の高校と大学に行きたいです」と話していました。

主催したNPO八王子国際協会の花輪豊子さんは「それぞれの子どもの得意分野や個性を生かすような高校に入れるようお手伝いしていきたい」と話していました。

この相談会は、今月16日に品川区で、30日に新宿区で開催される予定です。