日本に定住した難民や留学生ら 日本語で悩みや夢を発表

海外から日本に定住した難民や留学生などが、生活の悩みや将来の夢を日本語で発表する催しが開かれ、カンボジアのチームは外国人の子どもたちの学習環境を充実させられるよう取り組んでいきたいと抱負を語りました。

この催しは、難民の支援活動に取り組む公益財団法人「アジア福祉教育財団」が、日本で暮らす難民などの外国人に理解を深めてもらおうと、東京都内で開いたもので、カンボジアとベトナム、それにミャンマーから合わせて6チームが参加しました。
このうち、カンボジアのチームは「小学生や中学生の頃に日本に来た私たちは、最初に『日本語の壁』にぶつかった。学校からのお知らせも読めず、親が運動会に参加できないなど、1人だけ取り残された記憶がある人もいる」と話しました。
そして、こうした体験も踏まえ、地域と協力しながら日本で暮らす外国人の子どもたちの学習環境を充実させられるよう取り組んでいきたいと抱負を語りました。
主催した財団の藤原正寛理事長は「日本に定住する外国人の数も増えてきたので、日本人と外国人がともに仲よく住める社会を作っていきたい」と話していました。