物流業界の人手不足など解決がテーマ「国際物流総合展」始まる

人手不足や長時間労働など物流業界の課題解決をテーマに、最新の機械を集めた国内最大級の展示会が13日から都内で始まりました。

東京ビッグサイトで13日から始まった「国際物流総合展」には、これまでで最も多い500余りの企業が参加し、最新の機械のデモンストレーションなどが行われています。

このうち、自動車部品メーカーの「豊田自動織機」は、運転手がいなくても動く自動運転のフォークリフトを展示しています。

専用のセンサーでトラックの荷台の空いたスペースを把握し、運転手などの負担が大きい積み込み作業を行うことができるのが特徴です。
また、産業用ロボットの制御システムを手がける、東京の企業が展示するアーム型のロボットは、カメラで荷物の大きさなどを認識することで荷台に運ぶ順番などを考え、より多くの荷物を効率よく積み込むことができるということです。

主催者団体の北條英事務局長は「ほかの業界では当たり前のように自動化をされているところを、物流業界ではまだ人手に頼る部分が多い。自動化を進めることで働く環境の改善につなげてほしい」と話していました。

この展示会は、東京ビッグサイトで今月16日まで開かれています。