親ロシア派のハッカー集団 “日本政府に宣戦布告” 動画投稿

6日、日本政府が運営するウェブサイトなどへのサイバー攻撃を主張した親ロシア派のハッカー集団が、日本時間の午後6時半前、SNS上で「日本国政府全体に宣戦布告」などと述べた動画を投稿しました。

親ロシア派のハッカー集団「キルネット」は6日、SNS上で日本政府や企業などのサイトに対して、サイバー攻撃をしかけたと主張しています。

さらに、日本時間の7日午後6時半前、SNS上で仮面をかぶった人物が主張を展開する動画を投稿しました。

動画は日本語の字幕がついていて「ロシアはヨーロッパの価値観と米国が思いついた危険なゲームから国民を保護しています。日本人は、いまだに反ロシアキャンペーンを行っている!日本国政府全体に宣戦布告」などと述べています。

東京メトロと大阪メトロのウェブサイトへも攻撃か

「キルネット」は、日本時間の7日午後7時ごろ、SNS上に東京メトロのウェブサイトへ、また午後9時半ごろ、大阪メトロのウェブサイトへの攻撃をうかがわせる投稿を新たに行いました。

東京メトロによりますと、午後7時以降、一時、ウェブサイトの一部が閲覧しづらい状況になっていたということで、完全復旧に向けて詳しい原因などの確認を進めているということです。

一方、運行に支障は出ていないとしています。

また大阪メトロによりますと午後10時ごろからウェブサイトの一部が閲覧できない状態になっていて、詳しい原因などを調査しているということです。