【動画】カッパをデザインの車 観光客に貸し出し 兵庫 福崎町

「妖怪」を使ったまちおこしを進めている兵庫県福崎町が、ご当地キャラクターのカッパをデザインした車を観光客に貸し出す事業を始めました。

兵庫県福崎町は、地元出身の民俗学者、柳田國男が著書で紹介した「かっぱ伝説」をもとに、「ガジロウ」というカッパのキャラクターを作り、妖怪を使ったまちおこしを進めています。

福崎町には昨年度、49万人の観光客が訪れましたが、滞在時間が短いことが課題となっていたことから、長時間滞在する観光客を増やそうと「ガジロウ」をデザインした車を貸し出す事業を始めました。

1日はJR福崎駅前で出発式が行われ、町の関係者などおよそ30人が集まりました。

尾崎吉晴 町長は「非常にインパクトのあるレンタカーが完成した。活用して地域の観光振興を進めたい」とあいさつしました。

続いて関係者がテープにはさみを入れ、出席した人たちが試乗しました。

このレンタカーは環境に優しい「超小型モビリティ」と呼ばれる電気自動車で、土曜日と日曜日の午前8時から午後6時まで貸し出されるということです。

福崎町観光協会の後藤雅一会長は「町内の各地には妖怪に関係した観光スポットがたくさんある。多くの観光客にレンタカー利用してもらい、地域の活性化を図りたい」と話していました。