スペイン 3年ぶりの“トマト祭り” 1万5000人がトマト投げ合う

スペインで恒例の、大量のトマトを投げ合う祭りが8月31日開かれました。
新型コロナウイルスの感染拡大後初めての開催で、各地から集まった参加者が3年ぶりの祭りに熱狂しました。

参加者が大量のトマトを投げ合う「ラ・トマティーナ」は、人口およそ1万人のスペイン東部の町ブニョールで、毎年8月の最終水曜日に開かれる祭りですが、新型コロナの感染拡大を受けて、おととしと去年は中止されていました。

3年ぶりの開催となることしの祭りには、世界各地からおよそ1万5000人が集まり、参加者はトマトを勢いよく投げ合って熱狂し、中には、地面に寝そべって全身トマトまみれになりながら写真を撮る人の姿も見られました。

「世界最大のフードファイト」とも呼ばれ、75回目を迎えた祭りでは100トン以上のトマトが使われたということで、町の中はトマトで真っ赤に染め上げられていました。

インドから訪れた男性は「世界各地から来た人たちと会って、踊って、遊んで、この1年で最高の1日でした」と興奮冷めやらぬ様子で話していました。