阿波おどり 3年ぶりに街なかで開催 「総おどり」で閉幕

3年ぶりに街なかで開催された徳島市の阿波おどりは、15日夜、大勢の踊り手が一斉に踊る「総おどり」を行って閉幕しました。

阿波おどりは、今月12日から3年ぶりに徳島市の街なかに桟敷を設けて行われ、技量の高い「有名連」のほか、観光客なども参加した「にわか連」などが市内各地で連日、踊りを披露し、大勢の観光客でにぎわいました。

最終日の15日、徳島市中心部にある南内町の演舞場で、大勢の踊り手が一斉に踊る「総おどり」が行われ、4日間の日程が閉幕しました。
実行委員会によりますと、ことしの阿波おどりには、踊り手グループ100連以上が参加し、新型コロナの感染対策を取りながら踊りを披露しましたが、参加を見送る踊り手も多く、中には、複数のグループが合同で踊ったケースもありました。

踊り手の荒尾正徳さんは「3年ぶりの桟敷で踊れてとてもうれしい。来年は、以前のような大きな会場で踊りたい」と話していました。

3年ぶりの行動制限を伴わないお盆で、周辺には予約で満室になったホテルもあり、多くの観光客が訪れて一緒に踊るなどして楽しんでいました。

埼玉から来た観光客は「新型コロナウイルスで花火などのイベントが中止になっていたので楽しかったです」などと話していました。