猛暑影響の規格外野菜 業者が販売し「食品ロス」削減へ

この夏の猛暑の影響などで大きさや形が不ぞろいとなった規格外の野菜を販売し、いわゆる「食品ロス」を減らそうという取り組みが食品を扱う業者の間で広がっています。

農林水産省によりますと、この夏の猛暑の影響で急速に生育が進み通常よりサイズが大きくなる野菜も見られるということで、こうした野菜が市場の規格にあわないと、まだ食べられるのに廃棄されるおそれがあります。

こうした中、東京 品川区に本社がある食品の宅配会社は、規格外の野菜などを専門に扱うサービスを今月立ち上げました。

この会社では、大きくなりすぎたかぼちゃや、暑さで水分が行き渡らず、大きく曲がったきゅうりなど、これまでに5品目を販売しています。
「オイシックス・ラ・大地」の東海林園子さんは、「通常では出荷できない野菜が増えていると聞いてサービスを立ち上げました。今後も生産者の声を聞きながら商品を提供していきたい」と話していました。

また、生産者が直接出品できる通販サイトを手がける岩手県花巻市の会社も、規格外の野菜や果物を販売していて、生産者と消費者を仲介し、「食品ロス」を減らそうという取り組みが食品を扱う業者の間で広がっています。