「リュウグウノツカイ」学生が見つけ撮影 下関

先月末、下関市の海で泳いでいた男性たちが珍しい大型の深海魚「リュウグウノツカイ」を見つけその姿を動画に収めました。

撮影したのは、下関市にある水産大学校の学生、雲丹亀俊助さんたちです。

先月29日の午後5時ごろ、下関市吉母地区の海で5人でシュノーケリングをしていたところ、海面近くを泳ぐ「リュウグウノツカイ」を見つけたということです。

すぐに姿を見失いましたが、1時間ほどたって雲丹亀さんたちが陸に上がったところ、海岸に打ち上げられた1匹のリュウグウノツカイを見つけ、動画や写真に収めました。

動画では、リュウグウノツカイの特徴である長く伸びる赤い背びれや細長い銀色の体を確認できます。
打ち上げられたリュウグウノツカイは体長が4メートル近くあり、下関市の海面近くで見つかるのは非常に珍しいということです。

雲丹亀さんたちは近くの水族館などに連絡しましたが引き取り手は見つからず、一部を唐揚げなどにして食べたということです。
雲丹亀さんは「一生に一回は見たい魚だったのでうれしかったです。思ったより硬く、水っぽくて、おいしくはなかったです」と話していました。

このニュースはNHKの情報提供窓口「ニュースポスト」に寄せられた情報をもとに取材しました。