フィッシング詐欺の報告 4~6月は26万件余りで過去最高

偽のサイトなどに誘導し、個人情報などをだまし取るフィッシング詐欺に関する報告件数が先月までの3か月間に26万件余りにのぼり、過去最高になったことが「フィッシング対策協議会」のまとめでわかり、協議会が注意を呼びかけています。

「フィッシング対策協議会」によりますと、「フィッシング詐欺」に関するメールの報告件数は、4月が9万2094件、5月が8万8132件、6月が8万8250件と先月までの3か月間で26万8476件となり、四半期の集計としては過去最高となったということです。

協議会によりますと、6月は大手ECサイトのAmazonをかたるメールがもっとも多く18.5%を占め、続いて「イオンカード」「えきねっと」「au」などとなっていました。

差出人を正規ものと同じ表記に偽装した「なりすまし」のメールも多く、サンプル調査では、全体の60%余りを占めていたということです。

また、メールなどから誘導して個人情報などを入力させてだまし取るフィッシングサイトの数は、5月と6月に急増し、6月は2万7217件が確認され、こちらも過去最高となりました。

協議会はログインを促すようなメールが届いた場合は、メール内のリンクはクリックせず、公式アプリやブックマークしたURLからアクセスすることや、クレジットカード情報などの入力を要求された場合は、サイトが本物かどうかを十分に確認するよう呼びかけています。