【動画】色鮮やかなねぶたを台車に 青森ねぶた祭3年ぶり開催へ

来月2日から7日まで開催される予定の「青森ねぶた祭」で運行される17台の大型ねぶたは、27日にすべて完成し、3年ぶりとなる祭の開催に向けて準備が大詰めを迎えています。

新型コロナウイルスの影響でおととしと去年中止となった「青森ねぶた祭」はことし、青森市中心部で例年通り来月2日から7日までの日程で開催される予定です。

3年ぶりの開催となる祭では、呼び物の大型ねぶた17台が運行されることになっていて、台車に乗せる「台上げ」によってすべての大型ねぶたが完成しました。

大型ねぶたを制作する小屋が設けられている青森市の「青い海公園」では、運行団体の関係者などが色鮮やかなねぶたを台車に乗せていました。

台上げされたねぶたを制作したねぶた師の竹浪比呂央さんは「いい緊張感のなかでワクワクして制作ができ、とにかくほっとしている。ねぶたを見て勇気や希望の光を感じてもらいたい」と話していました。

ことしの青森ねぶた祭は、ねぶたの周りを踊る「ハネト」は事前登録した人に限られるほか運行コースに面した歩道での出店や飲食は認められるものの、観客に対しては「黙食」を基本として会話を控え、食べ歩きをしないことが呼びかけられるなど、感染対策が講じられたうえで開催される予定です。