噴火で被災のトンガ支援 ラグビーの慈善試合 収益金は全額寄付

海底火山の大規模な噴火で被災したトンガを支援しようと、11日、都内でラグビーのチャリティーマッチが行われ、トンガにルーツがある選手のチームと日本代表候補の選手たちが対戦しました。

この試合は、被災したトンガを支援しようと日本ラグビー協会が主催したもので、11日は東京 秩父宮ラグビー場でトンガ出身の選手などで作る「TONGASAMURAI XV」と日本代表候補の選手たちで作るチームが対戦しました。

このうち、日本代表経験もある中島イシレリ選手やレメキ ロマノ ラヴァ選手が入ったトンガのチームは、キックオフの前に戦いの儀式、「シピタウ」を披露し、およそ8000人の観客から大きな拍手が送られていました。

試合は、日本代表候補のチームが5つのトライを奪って31対12でトンガのチームに勝ちました。

トンガ出身の中島選手は試合後、「多くの人が喜ぶような試合をしたいと思って臨んだ。トンガのためにチャリティーマッチができたことに感謝している」と話していました。

日本ラグビー協会によりますと、この試合の収益金はすべてトンガ大使館に寄付され、被災した地域の復興支援に役立てられるということです。