この大会は日本の文化や歴史など、幅広い知識を競うもので、ことしは全米の24の高校からおよそ160人の生徒がワシントン郊外に集まりました。
このうち14日に行われた決勝戦では、ことわざを使って文章を考える問題が出されました。
「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥」ということわざの問題に対し、流ちょうな日本語で「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥というように質問があったら早く先生に聞いた方がいいです」と答えると、会場からは大きな拍手があがっていました。
アメリカ人学生の留学状況を調査する団体によりますと、日本への留学生は新型コロナウイルスの水際対策で一時、入国が制限されていたことから2018年度におよそ9000人だったのが2020年度は100人余りと大きく減ったということです。
留学先を韓国などほかのアジアの国に変更したり、留学そのものを断念したりする人たちも多かったということで、今回の大会を主催した団体は大会をきっかけに若い人たちに日本への関心をさらに高めてほしいと話していました。
日本語を5年間学んでいるという17歳の女子生徒は「日本語を翻訳することが好きなので将来、文化を翻訳する仕事がしたいです」と日本語で話していました。
アメリカで日本語学ぶ高校生のクイズ大会
アメリカで日本語を学ぶ高校生たちが参加して、日本についての知識を競うクイズ大会が開かれ、熱戦が繰り広げられました。