大阪・関西万博 会場でキャッシュレス決済を全面的に導入へ

大阪・関西万博を主催する博覧会協会は、万博会場で商品を購入したり、レストランを利用したりする際の支払いについて、現金を使わない、キャッシュレス決済を全面的に導入すると発表しました。

博覧会協会によりますと、大阪・関西万博の会場では、万博関連グッズなどの商品を買ったり、レストランなど飲食店を利用したりするときには、現金のやりとりをしない方針だということです。

来場者は、クレジットカードや、交通系のICカード、それにスマートフォンのアプリを使ったQRコードなど、およそ60の事業者が運営する決済の手段で支払うことになります。博覧会協会は独自の決済アプリの開発を計画しています。

スマートフォンを持っていない人や、クレジットカードなどを利用していない人に対しては、プリペイドカードの販売を検討していて、キャッシュレス決済の全面的な導入でレジでの待ち時間の短縮につなげたいとしています。

博覧会協会企画局 畠山一成局長は、6日の会見で「万博会場を日本のキャッシュレス決済の実証実験の場にして、国内への一層の導入を図るきっかけにしたい」と述べました。