外国人もスマホから短期間で口座開設の新サービス開始 1日から
東京の地銀が設立したネット銀行とフィンテック企業は、日本で銀行口座が開設しにくい外国人向けに、スマートフォンから短期間で口座を開設できるようにするサービスを3月1日から始めます。
3月1日から新たなサービスを始めるのは、東京の地銀「きらぼし銀行」が設立したネット銀行と東京のフィンテック企業です。
サービスは英語とベトナム語に対応していて、スマートフォンの専用アプリで短期間で口座が開設でき、送金などの取り引きが可能になります。また、利用者の利便性を高めるため、送金の手数料を1か月で1100円の定額制にするということです。
外国人の口座開設をめぐっては、手続きの複雑さや言語の違い、それに割高な送金手数料が大きな負担になっていると指摘されていて、今回のサービスによって日本で働く外国人のニーズを取り込むねらいがあります。
アプリを開発したフィンテック企業「GIGーA」のラウル・アリキヴィCEOは、「外国人にとっては海外送金もなかなか銀行でできないなど、使えるサービスがベーシックなものしかない。もっと気楽にモバイル経由で使えるニーズがあると思いサービスを作った」と話していました。