ハイチェンコさんはもともと日本語を学んでいたうえ、ITの知識もあることから、日本語の単語や料理の名前をウクライナ語で学べるクイズ形式の問題作りを担当してもらっています。
ハイチェンコさんは「単なる知識だけでなく私が日本語を学ぶなかで知りたかったことも取り入れています。このソフトが日本だけでなく、ウクライナにも広がるとうれしいです」と話しています。
ウクライナから避難している人へ 日本語習得の無料サービス
ロシアによるウクライナ侵攻が長期化し、日本に避難してきた人たちへの就労支援などの重要性が増す中で、日本語の習得が課題となっています。東京のベンチャー企業では、ウクライナ出身の人材を活用して新たに語学習得サービスを開発し、無料で提供しています。
東京のベンチャー企業は、ウクライナの大学でサイバーセキュリティを専攻し日本に避難してきた大学生、マクシム・ハイチェンコさん(18)を去年9月からアルバイトで雇用しています。
この会社は、英単語や漢字などの問題をスマホを使って解きながら学ぶ教育用ソフトを学校や企業向けに販売していて、ウクライナ支援として、日本に避難している人たち向けに新たに語学習得サービスを開発し、去年10月から無料で提供しています。
教育ソフトを手がける「モノグサ」の竹内孝太朗CEOは「われわれは何かを覚えるためのツールを提供していますので、ウクライナの方々にわれわれの得意な領域で支援していきたい」と話しています。