イオン 非正規社員の賃金 平均7%引き上げへ パートなど40万人
流通大手のイオンはグループで働くパートなどの非正規社員およそ40万人を対象に、時給を平均でおよそ7%引き上げる方針を固めました。非正規社員の数は国内の企業で最大規模で、賃上げの動きがさらに広がることが期待されています。
会社によりますと、賃上げの対象となるのはグループ傘下のスーパーやコンビニ、それにドラッグストアなど、子会社147社でパートなどの時給で働く非正規社員およそ40万人です。
賃上げ率は平均でおよそ7%とする方針で、今後、それぞれの労働組合と交渉を進めるなどして、早ければ来月から実施するとしています。
理由について会社では、物価高の中、生活の安定を図るほか、人口減少による人手不足に対して、生産性の向上や質の高い人材を確保するためとしています。
一方、グループの正社員についても賃上げを検討しています。
イオンのグループ全体の非正規社員の数は国内の企業で最大規模で、賃上げの動きがさらに広がることが期待されています。