「Vチューバー」とコラボ AED使った救命処置 オンライン講習会

バーチャル空間で活動するユーチューバーを活用してAEDを使った救命処置を学ぶ講習会がオンラインで開かれました。

これは、AEDの普及を進める日本AED財団が「Vチューバー」とも呼ばれる仮想空間のキャラクター「バーチャルユーチューバー」とコラボして、多くの人に関心を持ってほしいと企画しました。

組んだのは、チャンネル登録数が199万人に上る「白上フブキさん」という人気Vチューバーで、オンラインで行われた講習会には70人余りのファンが参加しました。

そして講師の医師から胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージのやり方を学んだあとAEDを使う際の流れなどを教わりました。

中では、講習会のために用意された白上さんの動画が公開され、「少しでもAEDを身近に感じてもらえたらうれしいです」というメッセージが流れました。

財団のホームページでは、白上さんとともにAEDを学ぶリーフレットがダウンロードできるほか、今後解説動画も公開される予定です。

参加した40代の女性は「フブちゃんのツイッターを見て参加しましたがいい機会になりました。またイベントがあったら絶対に参加します」と話していました。

日本AED財団の本間洋輔医師は「SNS上での反応が大きく、『近くのAEDを探すようになった』といった声がありました。今まで学ぶ機会のなかった人がAEDを知るきっかけになれば」と話していました。