トラックを改装 車両型の郵便局 石川 小松

8月の記録的な大雨で大きな被害を受けた石川県小松市で、トラックを改装した車両型の郵便局が営業を始めました。

小松市中海町では8月4日の記録的な大雨で、町内で唯一の郵便局が水につかり、営業が再開できない状況が続いています。

これを受けて日本郵便は、トラックを改装した車両型の郵便局を現地に派遣し、12日から営業を始めました。

この郵便局には職員2人が常駐し、窓口のほかATMも設置されています。

郵便物の発送をはじめ、貯金の預け入れや引き出しなど店舗とほぼ変わらない業務が行えるようになっていて、午前中から住民たちが訪れて利用していました。

利用した男性は「営業再開を待ちに待っていました。被災した地域で苦労して作られた新米を岐阜の息子に送ることができてよかったです」と話していました。

中海郵便局の中山真一局長は「郵便局がこのまま無くなるのではないかと、心配の声が寄せられていたので営業再開できてよかったです。被災した郵便局の復旧作業を進め、ことし中には本格営業を再開したい」と話していました。