また、緊急車両の通り道を確保する訓練も行われ、交通機動隊の警察官が道路上に止められた乗用車の窓をのぞき込んで人が乗っていないことを確認すると、専用の器具をタイヤに取り付けて道路の端に移動させていました。
警視庁交通規制課の箕輪健二管理官は「今回の訓練を踏まえて関係機関と連携をさらに強化し、災害時の交通安全に万全を期したい。大規模な地震が発生すると渋滞が発生するので、皆さんには車の使用を自粛するなど協力をお願いしたい」と話していました。
防災の日 都内の幹線道路 一斉通行止め訓練 首都直下地震想定
「防災の日」の1日、首都直下地震を想定し、都内全域の交差点90か所余りを一斉に通行止めにする大規模な訓練が行われました。
訓練は午前9時から一斉に行われ、都内全域の幹線道路の交差点など93か所で車の通行が止められました。
首都直下地震などが発生した場合、警視庁は都心の交通量を減らして救急車などの緊急車両の通行を優先させるため、都心に向かう一般車両の通行を止め、高速道路や主な国道は緊急車両以外の通行を認めない規制を行います。
1日の訓練はこの計画に沿って行われ、このうち足立区竹の塚では、警察官が交差点に立って、車をう回路へ誘導していました。