民間の信用調査会社、「帝国データバンク」は、先月末時点で国内の主な食品や飲料メーカー105社に調査を行い、各社の値上げの動きをまとめました。
それによりますと、原材料価格の高騰や円安を受けてことしすでに値上げしたか、年内に値上げする予定があると回答したのは、8割近くに当たる82社でした。
値上げされる品目の数は再値上げを含めて累計で2万56品目に上り、前回7月末に行った調査より1500品目余り増え、値上げの幅は平均で14%となっています。
月別でみると、今月値上げするのは2424品目、来月は6532品目で来月が値上げのピークとなる見込みです。
また種類別に見ると、
▽缶詰やハム・ソーセージなどの「加工食品」の値上げが、8530品目と最も多く、次いで、
▽「調味料」が4651品目、
▽「酒類・飲料」が3814品目などとなっています。
信用調査会社は「値上げの波は来月にピークを迎えるが、電気代や食用油などの価格の高止まりは続いていて、断続的な値上げが今後も続く可能性がある」としています。
食料品の値上げ ことし累計2万品目超に 10月予定が最多
原材料価格の高騰や円安を受けて国内の主なメーカーがことしすでに値上げしたか、年内に値上げする予定の食料品は、累計で2万品目を超え、来月値上げする品目がもっとも多いことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。