人気漫画「遊☆戯☆王」作者 高橋和希さん 沖縄 名護で死去

少年向けの人気漫画「遊☆戯☆王」の作者、高橋和希さん、本名、一雅さんが沖縄県内で亡くなったことがわかりました。

60歳でした。

6日午前10時半ごろ沖縄県名護市安和の沖合およそ300メートルでマリンレジャーの関係者から「人がうつ伏せで漂流している」と海上保安庁に通報がありました。

現場に駆けつけた消防隊員が男性を救助しましたが、その後、死亡が確認されました。

名護海上保安署が7日、高橋さんと確認したということです。

高橋さんはスノーケリングの器具を装着していて、海上保安署によりますと1人で沖縄を訪れていたということです。

また、海上保安署などによりますと、高橋さんが見つかった現場からおよそ12キロ離れた恩納村のビーチに近い農道に放置されたままの高橋さんが借りたレンタカーが見つかり中に免許証が置いてあったということです。

海上保安署などによりますと、高橋さんの体には目立った傷はないということで、海上保安署が亡くなるまでのいきさつを調べています。

「遊☆戯☆王」モチーフにしたカードゲーム 世界的な人気

高橋和希さんは東京都出身で、1986年に漫画家として本格的にデビューしました。

1996年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった「遊☆戯☆王」は、古代エジプトから伝わるパズルを完成させたことをきっかけに自分の中に別の人格を宿した高校生がゲームによって戦いを繰り広げる物語で、シリーズ累計発行部数は4000万部を超え、テレビアニメや映画化もされるなど大ヒットとなり、高橋さんの代表作となりました。

さらに、作品に登場したカードゲームをモチーフにしたカードゲームは各地で大会が開催されるなど世界的な人気となり「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」としてギネス記録にも認定されました。