梅雨明け直後は多くの人が暑さに慣れていないため、熱中症のリスクが高くなります。
引き続き熱中症に警戒し
▽外出はなるべく避ける
▽こまめに水分を補給する
▽我慢せず冷房を適切に使用する
▽屋外で会話が少ない場面などではマスクを外すなど、対策をとってください。
29日はさらに気温が上がるところが多く、関東では40度に達するところもある見込みで、厳重な警戒が必要です。
ことしもすでに、高齢者などが熱中症の疑いで死亡するケースが確認されています。
屋内では適切に冷房を使用するよう、離れて住む家族の方や周囲の人が声をかけるようにしてください。
九州北部~北陸 梅雨明け 100地点で猛暑日 熱中症に厳重警戒を
九州北部と四国、中国地方、近畿、それに北陸ではこのまま確定すれば過去最も早い梅雨明けが発表されました。
東京都心では4日連続の猛暑日となるなど、猛暑日は全国の100地点に達しています。29日はさらに気温が上がるところもあり、熱中症に厳重に警戒してください。
28日は関東甲信から沖縄にかけて広く高気圧に覆われ、晴れて気温が上がっています。
気象庁は28日午前11時、「九州北部と四国、中国地方、近畿、それに北陸が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
気象庁によりますと、いずれもこのまま確定すれば統計を取り始めた昭和26年以降、過去最も早い梅雨明けとなります。
▽北陸の梅雨明けは平年よりも25日
▽九州北部、中国地方、近畿の梅雨明けは平年よりも21日
▽四国の梅雨明けは平年よりも19日、いずれも早くなっています。
梅雨の期間は
▽中国地方、近畿、北陸は14日間
▽四国は15日間
▽九州北部は17日間で、北陸を除いて過去最も短くなります。
これで東北と、梅雨のない北海道を除く地域で梅雨明けしたことになります。
28日も各地で気温が上がり、日中の最高気温は
▽山梨県甲州市勝沼で38.7度
▽岐阜県多治見市で37.9度
▽愛知県豊田市で37.8度
▽埼玉県鳩山町で37.3度
▽富山市で37.1度などと、各地で猛暑日になっています。
このほか、東京の都心でも午後1時すぎに35.1度を観測し、6月としては初めて、4日連続で猛暑日となりました。
28日、猛暑日となった地点数は100か所に達し、今シーズン最も多くなっています。