サッカー Jリーグ 声出し応援エリアでのマスク着用率99%超
サッカーJリーグがスタジアムでの声を出しての応援を再開した今月11日の公式戦で、声出し応援を許可したエリアでのマスクの着用率を調べた結果、99%を超えたことが分かりました。
Jリーグでは今月11日に茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われた公式戦で、コロナ禍になって国内の主なプロスポーツとして初めて声を出しての応援を再開し、1419人がゴール裏の特別エリアで声出し応援を行いました。
Jリーグなどは声出し応援での飛まつの拡散防止には不織布のマスクが効果的だとして着用を呼びかけていて、特別エリアで観客のマスクの着用率を調べた結果、試合中では99.7%だったことが分かり、一般の席よりもおよそ3ポイント高かったということです。
特別エリアでは前後1列、左右1席を空けて収容率を25%としましたが、15か所で感染のリスクを判断する目安とされている二酸化炭素の濃度を調べた結果、最も高いところで505ppmにとどまり、国が示す換気の基準1000ppmを大きく下回っていたということです。
Jリーグはこの結果も踏まえて来月2日と6日に行われるJ1とJ2の合わせて6試合では、声出し応援を認める特別エリアの収容率を50%に引き上げて最大7000人まで許可することにしていて、8月には希望するクラブが声出しの応援を導入できる環境を整えたいとしています。
Jリーグの窪田慎二理事は「クラブやサポーターのご協力のおかげで順調にスタートが切れたと思う。段階を踏んで進めていき、元の状態を取り戻したい」と話していました。