長野 「昆虫食」の自販機登場 食糧不足解決の新たんぱく源

昆虫を食べる文化がある長野県の高森町に、世界の食糧不足を解決する新たなたんぱく源として注目を集めている「昆虫食」の自動販売機が登場しました。

「昆虫食」の自動販売機が設置されたのは、長野県高森町にあるグランピング施設です。

コオロギやバッタに加え、カイコやタガメ、ゲンゴロウなどを素揚げしたり焼いたりした合わせて18種類の商品が、24時間販売されています。

塩味のほかチョコレートで味付けされているものもあり、価格は1000円から2600円となっています。

この自動販売機は新たなたんぱく源として注目されている昆虫を手軽に食べてもらおうと、インターネットのライブ配信などの活動をしている大澤麻実さんが(34)設置しました。

大澤さんは先月、長野県阿智村にも昆虫食の自動販売機を設置し、売り切れになる昆虫もあったということです。

大澤さんは「長野県にも昆虫食の文化があるので、自動販売機を通じて広めていきたいです。チョコレートなどの変わった味のものもあるので、子どもや女性にも気軽に楽しんでいただきたい」と話していました。

この自動販売機では今後、長野県産のイナゴなども販売される予定です。