日本航空は総合職に加えて、客室乗務員の選考も3年ぶりに再開し、同じように6月1日から面接を始めています。
新型コロナの影響を強く受けた航空業界で、業績立て直しに向けて人材の確保に力を入れる動きが広がっています。
航空大手 3年ぶり総合職など選考再開 業績立て直しへ人材確保
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化し、新卒採用を取りやめていた航空会社では、6月1日から3年ぶりに総合職の選考を再開しました。
このうち全日空は、来年春に大学を卒業する人などを対象に事務系と技術系の総合職の選考を6月1日から再開しました。
東京 大田区の会社の施設では1次面接がオンラインで行われ、2人の面接官が会社の志望動機やどんな仕事をやってみたいかなどを質問していました。
6月10日から外国人観光客の受け入れが再開されるなど、航空需要は回復傾向にあるため、会社では3年ぶりの選考再開に踏み切り、総合職を55人程度採用する計画です。
ただ、総合職の採用人数は感染拡大前の半分程度にとどまり、客室乗務員の採用は見合わせるなど、いまだ新型コロナの影響は続いています。
全日空人事部の片桐伸樹担当部長は、「採用が再開できたことは率直にうれしいことで、会社の活力につながると思う。客室乗務員の採用の再開も今後、検討を進めたい」と話していました。