ウクライナでの人命救助支援 消防機材など25品目の物資輸送へ
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでの人命救助を支援するため、総務省は、消防服などの消防機材や通信機器など、合わせて25品目を支援物資として送ることになりました。
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでは、東部でロシア軍が攻勢を強め、今後被害が拡大することが懸念されています。
こうした中、総務省はウクライナ政府からの要請を受けて、戦地での人命救助に必要な消防機材や通信機器を支援物資として送ると発表しました。
支援物資は、全国の消防本部や民間企業などからの協力で調達したもので、
▽消防服およそ1300着
▽倒壊した建物の下敷きになった人などを救出するための油圧ジャッキ50台
▽けが人などを運ぶストレッチャー150台
▽衛星携帯電話25台
など、合わせて25品目です。
国連機関を通じて今月中にも輸送を開始し、隣国のポーランドでウクライナ政府に引き渡されるということです。
金子総務大臣は、閣議のあと記者団に対し「武力攻撃による火災や建物倒壊が続き、インフラに深刻な被害が発生している中、ウクライナの消防活動や政府活動などに従事する方々が支援物資を活用し、任務の遂行に貢献することを期待している」と述べました。