ワクチン4回目接種 60歳以上対象 今月25日から開始方針 政府
新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、政府は60歳以上の人などを対象に5月25日から接種を始める方針を決めました。
厚生労働省は、3回目の接種から5か月たった人にファイザーとモデルナのワクチンを使って4回目の接種を行う方針で、対象は当面、
▼60歳以上の人のほか、
▼18歳以上の基礎疾患のある人か医師が重症化リスクが高いと判断した人としています。
政府は20日の閣議で、必要な政令の改正を行うことを決定し、5月25日から無料で4回目の接種を始める方針を決めました。準備が整った自治体から接種を行うということです。
4回目の接種をめぐっては、一部の自治体や高齢者施設でつくる団体などから、医療従事者や介護施設の職員なども接種の対象に加えるよう求める声が出ています。
後藤厚生労働相「自治体と緊密に連携」
新型コロナワクチンの4回目の接種について、後藤厚生労働大臣は、記者会見で「これまで『5月末(すえ)から開始できるように必要な手続きを進めていく』と言ってきたが、厚生労働省としては、円滑に開始できるよう、引き続き自治体と緊密に連携しながら取り組んでいく」と述べました。