“フクロウが子育て”の神社に2年ぶりヒナの姿 栃木 野木町

フクロウが子育てをすることで知られる栃木県野木町の神社で、成長したヒナが2年ぶりに姿を見せ、大勢の写真愛好家たちが訪れています。

野木町にある野木神社では、およそ25年前からフクロウが境内にあるケヤキで巣作りをし、子育てをする姿が見られます。

去年はヒナの姿が確認できませんでしたが、ことしは、今月13日に体長25センチほどに育ったヒナ1羽が、2年ぶりに確認されました。

17日は、巣穴の上にある高い枝に止まっている姿が見られ、境内では写真の愛好家などが白っぽいふわふわした体のヒナを撮影していました。
埼玉県幸手市から夫婦で訪れた70代の女性は「もふもふですごくかわいくて癒やされます。元気よく自分で羽ばたいていって、すくすくと育ってほしい」と話していました。

神社では、観察がしやすいようにヒナの姿を追うモニターを設置していますが、ヒナや親鳥のストレスにならないよう、観察や撮影を午後6時までにしているということです。

野木神社の海老沼堯宮司は「やっと1羽確認できて、神社もにぎわっています。落葉樹が境内に多く、渡良瀬遊水地が餌場になっているので、比較的いい環境で子育てできていると思います」と話していました。