ヤマト運輸 配送体制見直し 一部の地域で「翌々日」に 6月から
宅配大手のヤマト運輸は、ことし6月から配送の体制を見直し、一部の地域では荷物の翌日配送をやめ、翌々日の配送にすると発表しました。
大雨などの時にも無理なく配送することや、ドライバーの負担を減らすことがねらいだと説明しています。
対象となるのは
▽首都圏や新潟県と中国・四国地方の一部との間で配送される荷物や
▽岩手県と関西地方の間の荷物
▽静岡県の一部や富山県から福岡県へ配送される荷物です。
これらの地域では、これまで最短で翌日に配送できていましたが翌々日の配送になります。
また、荷物を時間指定で届ける場合、これまでは翌日の午後2時以降から指定ができましたが、6月からは翌々日の午前中以降の指定になります。
会社は理由について、大雨による高速道路の速度規制で指定された時間内に届けられない場合があり無理なく配送できる体制を整えることや、ドライバーの負担を減らすことなどをあげています。
物流業界では、来年4月から人手不足の深刻化や輸送量の減少が懸念される「2024年問題」への対応が課題となっています。
今後、配送を遅らせる動きが広がることも予想されます。