「富士スバルライン」雪どけで過去10年最も早く全線開通 山梨

富士山の5合目と山梨県側のふもとを結ぶ有料道路「富士スバルライン」は、暖かい日が続いて雪どけが進み、過去10年で最も早い4月11日に全線で開通しました。

「富士スバルライン」は毎年、雪が積もる冬の間は一部区間が通行止めとなりますが11日、全線開通となり、午前9時に開通が知らされると、待っていた車が次々と料金所を通り、5合目へ向かいました。

ことしは暖かい日が続いて雪どけや除雪が進み、全線開通は去年より11日早く、過去10年で最も早いということです。

11日もふもとの富士河口湖町では、日中の最高気温が平年よりも5度ほど高い20度と予想され、5合目では訪れた外国人観光客などが山頂を背景に写真を撮るなど景色を満喫していました。

新潟県から訪れた70代の女性は「富士山を間近で見たくて来ました。初日でこんなに観光客が多いとは思いませんでした」と話していました。

11日の全線開通によって、富士山は本格的な観光シーズンに入ります。